東洋医学のツボ
ここでは、ご自宅でできる東洋医学のツボをご紹介していきます。
【少沢】
『乳汁分泌不全(母乳が出ない時)』に対応するツボをご紹介します
少沢(しょうたく)
手の小指端にあり
小指の外側、爪の付け根の部分の押してみて反応のある所に取ります。
少沢(しょうたく)穴は、手の太陽小腸経の要穴の井穴にあたります。
井穴には、詰まりやつっかえを通じさせる作用があることから、少沢穴には母乳が出ない際の通乳作用があります。
古い書物には、母乳が出ない時には小指を噛むと良いとあります。
当院では、母乳が出ない時にこのツボに糸状の細く小さいお灸を3壮ほど据えます。
母乳が出づらく詰まることにより乳腺がブドウの房のように張ってきた時には、張った胸に鍼で循環を促し、その後お灸を据えることで硬く張った乳腺が軟らかくなり
痛みも軽減されます。
母乳のトラブルの際には、お気軽にご相談ください😊
【足三里】
『胃腸を調えるツボであり、万病に効くと言われている健康灸』をご紹介します。
足三里(あしさんり)
膝の外側のくぼみから 指幅4本下ったところで、もっともくぼんだところにとります。(または、脛骨の前面を指先で押し上げて止まるところにとる)健康に生命活動を維持するには胃腸が丈夫であることが必須です。
「 昔、松尾芭蕉が旅をする時には足三里に灸をして旅をしていた。」というのは有名な話ですが、胃腸を調え常に健康な身体にして旅を続けていたんでしょうね。東洋医学では、治療の刺激量が多過ぎた時の返し鍼のツボとしても【 足三里 】は用いられています。消化器が弱い、神経衰弱し、食欲が減退等お体に不調を感じたら、無病長寿の灸とも言われている万病に効くツボ【 足三里 】にお灸をすえてみましょう。
【迎香・上星】
『鼻詰まりに効くツボ』をご紹介します
迎香・上星(げいこう・じょうせい)
・迎香(げいこう )
鼻唇溝の上部に当り、鼻孔の外側5分のところに取ります。
※鍼灸院では、このツボに鍼と灸の両方用いて副鼻腔炎等での鼻詰まりに対応しています。
お灸や刺鍼直後に、固かった鼻孔外側周囲が緩み、スーッと鼻が通って喜ばれています
・上星(じょうせい)
額の左右中心の生え際か2㎝程上がったところに取ります。
※当院では、このツボには刺鍼で対応しています。
以上のツボに指を当てながら、ゆっくりと呼吸しながら息をとおすように、鼻を通じさせてみてください。
(『 上星 ( じょうせい )』穴は左右両方の中指の腹をあて、鼻の際にある『迎香 ( げいこう )』穴は、片側を指で塞ぎ、反対側から息を通すように片方ずつ行ってみてください✨)
【魚際・大椎】
『風邪症状の際に身体を温めるツボ』をご紹介します
魚際・大椎(ぎょさい・だいつい)
・魚際( ぎょさい )
第1中手骨底の前内側の陥凹部にとります。
・大椎(だいつい)
頭を少し前に垂れて肩を動かないようにし、頚を左右に動かします。左右に頚を動かした時に、動く突起と動かない突起の間にとります。
東洋医学では、『 体を温めて発汗させること 』は風邪をひいた時の必要な対処法です。
『魚際穴』は五行穴の一つ「栄火穴」という要穴にあたります。「栄火穴」は、身体の熱に対応するツボと言われています。
風邪で高熱を発症している時に火力を上げて発汗を促すことで熱が下がります。
また、身体が衰弱し、冷えて熱を発症することでさえできないような時にも、身体の火力を上げることを目的に「栄火穴」を用います。
頚の付け根にある『大椎穴』は 冷たい外気(=外邪)が身体に侵入してくる位置にある。『大椎穴』に艾を糸状に細く捻って据えることで、身体が温まり発汗し、外邪を身体から追い出します。
ご自宅にお持ちのカイロを頚の付け根『大椎穴』辺りに貼っていただく事もおすすめです。 身体を温める飲食もいいですね。その際は、胃腸に負担をかけないお食事内容で!
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