脈診の大家 長谷川保氏の脈診の法則「七神脈診」を受け継ぎ、七神脈診臨床研究会の会長となり本を出版いたしました。
ルーチンメソッド
『七神脈診による選経・
選穴フローチャート』
庄司 実香 (著), 堀内 泰枝 (著), 高雄 要女 (著), 山村 穂積 (監修)
本書は読む本ではなく、臨床の場ですぐ使える脈診ツール本(道具)です。
誰もが手順どおりに脈を診ていくだけで、「東洋医学の病態把握」「病証決定」「経絡経穴決定」ができる即実践型のフローチャートとその解説本です。
我々の師匠の長谷川保先生は、昭和鍼灸師の大家である井上恵理師(経絡治療唱導者)の弟子であり、古典鍼灸会の副会長就任以来、会長井上雅文氏と共に長年にわたり鍼灸師育成および脈状診の研究に貢献されました。
七神脈診は長谷川保先生が長年かけて独自に築き上げた手法の脈診法であり、井上経絡脈診からの伝統を継承しております。
杉山和一の書『杉山流三部書』に「鍼法においての要点は、補瀉と要穴の理解だけである。虚実を分ち補瀉を用い、井・栄・兪・経・合を中心として要穴をよく理解しなければならない。余力があるときは経穴を暗唱せよ。鍼の道はこれで終わる」と鍼灸師に対して要穴理解の重要性を強く語られています。
七神脈診では各要穴の主治から全経絡共通の病態と病脈を解釈しております。
また、要穴の主治は病脈を改善させる効能を示していると解釈し、病脈を改善させる作用穴として活用しております。
【目次】
祝意 南谷旺伯師
はじめに
第1章 七神脈診の世界観
1.七神とは
2.内気外形とは
3.七情とは
4.五蔵の生理機能
第2章 総論
1.六部定位脈診
六部定位脈診とは
証の決定
検脈の仕方
①内傷性の選経
難経から導く選経
69難証の選経
75難証の選経
②外傷性の選経
風・寒
湿
2.人迎気口脈診
人迎気口脈診とは
指のあて方
脈状の診方(浮・沈・遅・数・虚・実)
◇ 祖脈の脈状と象図の診方・平脈図
祖脈の脈状
象図の診方
平脈図
◇ 人迎気口脈図
気口(内傷性)脈図
人迎(外傷性)脈図
◇ 気口脈の祖脈と要穴の対応
◇ 病態の理解
〔1〕気口脈の脈状が現す内傷性の病態
〔2〕人迎脈の脈状が現す外傷性の病態
◇ 治療経穴の決定
〔1〕陰経
〔2〕陽経
第3章 七神脈診選経選穴フローチャート
◇ 脈状診 フローチャートの使い方
〔1〕六部定位脈診を行う
〔2〕人迎気口脈診を行う
* 使用例
◇ 七神脈診選経選穴【選経選穴フローチャート】
◇ 脈状診選経選穴法
第4章 各論(病証別解説)
1.内傷性病証
〈蔵虚:脾〉
病証:『脾虚証Ⅰ』
病証:『脾虚証Ⅱ』
〈蔵虚:腎〉
病証:『腎虚証Ⅰ』
病証:『腎虚証Ⅱ』
病証:『腎虚証Ⅲ』
病証:『腎虚証Ⅳ』
〈蔵虚:肺〉
病証:『肺虚証Ⅰ』
病証:『肺虚証Ⅱ』
〈蔵虚:肝〉
病証:『肝虚証Ⅱ』
病証:『肝虚証Ⅲ』
病証:『肝虚証Ⅳ』
〈旺実〉
病証:『陰虚旺実証』
病証:『75難証』
2.外傷性病証
〔人迎(実)〕
風・寒
〔人迎(虚)〕
湿
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